私は【導入編】構成から始める!株式投資の戦略の中で、投資戦略として長期投資をオススメしました。長期投資の理想は毎月定期的に特定の銘柄を買い続けていくことです。
ところが、いざ”長期投資をしよう!”と考えてもつい日々変動する株価に「今買うのは高すぎるのでは?」となかなか買い付けに躊躇することもしばしばあります(私がそうでした^^;)
そこで、今回は長期投資のお手本とも言え、非課税制度も設けられている”つみたてNISA”についての備忘録を残します。
この備忘録では、①つみたてNISAをオススメする理由と②どのようなところに投資すればよいのか、という点について書き残しています。
つみたてNISAをおすすめする理由
- 非課税制度が用意されている
普通に投資していると、投資で得た分配金や売却益に対して20.315%の税金がかかりますが、
つみたてNISAであれば分配金や売却益に対して課税されません。
利益に対して課税されないのは大きなメリットです。 - ドルコスト平均法で安定した資産形成が可能に
ドルコスト平均法とは、簡単に言えば定期的に一定額を買い続けていく手法です。一括で購入するのではなく時間をかけて買い続けていくことで景気の高低による価格変動のリスクを分散することができます。 - 長期投資戦略の規律性のお手本となる
つみたてNISAは設定さえしてしまえば自動で積み立てますので感情抜きでの投資が可能です。
3%の利回り(年率)で毎月3.3万円を20年間積み立てた場合のシミュレーションでは、
最終的に1000万円超の積立金額となりますので、老後資金の確保に大きく近づけます。
これに加えてiDeCoや企業型DCあるいは自分で長期投資をしていくと老後資金の問題はほぼクリアできるかもしれません。

つみたてNISAについては金融庁でも説明がありますので詳しく知りたい方は金融庁のホームページを参照してみるとよいでしょう。
どの銘柄(ファンド)を選ぶのが良いか?
さて、いざつみたてNISA口座を開設してみても、どこに投資していけばよいのかイマイチわからないことがあります。
個人的な選定のポイントは、①管理費用が安く、②今後数十年成長しそうな投資先に投資しているファンド、の観点から選ぶのが良いと思っています。
管理費用は0.1%台以下を目安に検討
ここがそんなに重要なのか?と思われる方もいるかもしれませんが、管理費用が0.1%変わるだけでも長期の期間でみると20万円ほど差が出るものです。
しかし、管理費用ってそんなに異なるものなのでしょうか?
私は楽天証券でつみたてNISAをしていますが、楽天証券には次のようなファンドがあります。

上の画像はファンドの一部ですが、管理費用に違いはあるものの、0.1%台のファンドがありますね!
もちろん、管理費用が高いものを選ぶなとは言いませんが、管理費用が高いからといってパフォーマンスが高いというわけでもありませんので、より管理費用が安いものを選んだほうが無難と考えます。(むしろ管理費用を安く抑えられているというのは、それで運用できている証拠として優秀なファンドとすら考えています。)
今後成長しそうな投資先とは

投資の目的は”お金を増やす”わけですから、パフォーマンスが右肩上がりのところに投資をすべきことは当たり前といえば当たり前ですね。
しかし、投資先といっても、株式・債券・不動産に投資するのか、その中でも国内か全世界か、米国か、新興国にするのか…ということまで考え始めると選択肢が思いのほか多くてよく分からなくなってきます。
ぶっちゃけ、今後どこが成長しそうかなんて可能性はいくらでもあり、わかりませんので、つみたてNISAのファンド選定で考えすぎても仕方がないように思います。
ただ、一応投資先としては次のように考えています。
私の場合~何十年もの投資を前提とするなら米国株式でOKという認識~
①管理費用の安いファンド、②今後も成長が見込めそうなファンドを意識することで大きく誤った選択は避けられるでしょう。
あとは、暴落時のリスクをどこまで考慮するかということになりそうですが、私は米国株式へ投資しているファンド(eMAXISSlim米国株式(S&P500))に積み立てています。それは、現在の株式投資が米国を中心としており、それは今後も継続していくと考えているからです。
もちろん、年齢によっては株式だけでなく債券や不動産といった資産にも分散しているファンドを選んだほうがよいかもしれません。
ただ、20年、30年と積み立てていくのであれば米国株式に投資をしているファンドを選ぶべきと思います。
よく、米国株式に投資する方がよいか全世界株式に投資をするほうが良いかという話が出てきたりしますが、現状ではどちらでもよいと考えています。私は管理費用がより安いほうを選択しました。
なぜ米国株式でも全世界株式でもどちらでもよいかというと、パフォーマンスとしては両者とも大差がないからです。
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上記図のうち見るべきは青線の推移ですが、どちらも同じような推移で変わりがありません。
この状況を見る限りでは、正直、どちらを選んでもそんなに変わらないと思うので私は管理費用が安いほうを選びました。
このあたりの考え方は人それぞれです。正解はないと思います。
もし米国が今後衰退する(あるいは他国が世界の株式市場を牽引する)かもしれないから米国株だけにするというのが危険だと考えるのであれば全世界株式のファンドに投資するべきかもしれません。
そのほかにもっといろんな資産に分散すべきだというのであれば資産均等のファンドにしてもよいでしょう。
よりつみたてNISAについて知りたい方は
つみたてNISAは税金面で優位な制度です。
資産形成をするにあたってはこれを活用しない手は無いと思いますので、ぜひつみたてNISA口座を開設して積み立ててみましょう!

個人的にはつみたてNISAを利用したうえで自分で長期投資のポートフォリオを組んでみるのがおすすめです♪
私がつみたてNISAを考える際にかなりお世話になったサイトを紹介しますので、よりつみたてNISAについて勉強したいという方は是非足を運んでみてください。
・https://tryinvestment.net/
↑ナザールさんという方が積立投資について投資初心者にも分かりやすく解説してくれています。
投資知識なしだったころの私はここで自分のリスク許容度の考え方や管理費用の重要性など基本的なことを学ばせていただきました。
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