【長期投資編】ETFを探す②~セクター別~

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いろいろな株式に投資ができ、個別株に比べてノイズや倒産リスクが少ないことでオススメなのがETです。
上場投資信託といわれ、運用を信託会社に任せるという点では投資信託などと同じなのですが、投資信託と異なり、個別株と同じようにリアルタイムで取引できるという違いがあります。

ETFを買ってみたいけど、「どんなETFがあるかよく分からん」と苦労したことがあるのでテーマを分けながら備忘録として残します。長期投資編とありますが、短期での活用もありうるのでこの辺りはあまり気にしない方がいいかもしれません。

ここでは、セクター別に投資している主要なETFを紹介します。

*それぞれの表に書き込まれている数値は2021年1月時点のものなので、より正確に知りたい場合はリンク先のBloombergのマーケット情報にて確認願います。

セクター別ETF

VCR(バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF)

VCR(バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF)
米国の一般消費財・サービスのセクター銘柄に投資するETF。小売りや外食などに分散されており、アマゾンで22%構成されている。類似のETFにXLY(経費率0.13%)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
168,2865.006(十億USD)0.10%

VDC(バンガード・米国生活必需品セクターETF)

VDC(バンガード・米国生活必需品セクターETF)
米国の生活必需品セクター銘柄で構成。日用品、飲料、加工食品中心。P&Gが15%、ウォルマート9.6%、コカ・コーラ9.3%がトップ3。類似のETFにXLP(経費率0.13%)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
121,1035.709(十億USD)0.10%3.63%

VAW(バンガード・米国素材セクターETF)

VAW(バンガード・米国素材セクターETF)
米国の素材セクター銘柄で構成。特殊化学や産業用ガスなど化学が中心。リンデで約13%を構成。類似のETFにXLB(経費率0.13%)。

出来高資産総額経費率直近配当利回り
196,6612.448(十億USD)0.10%1.98%

VIS(バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF)

VIS(バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF)
米国の資本財・サービス・セクター銘柄で構成。主軸は航空・宇宙関連。類似のETFにXLI(経費率0.13%)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
377,5084.003(十億USD)0.10%1.47%

XLK(テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド)

XLK(テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド)
S&P500のテクノロジーセクター銘柄で構成。ソフトウェア、ITハード、通信機器通信。アップル22%、マイクロソフト19%、ビザ4%がトップ3。

出来高資産総額経費率直近配当利回り
6,193,81138.515(十億USD)0.13%0.91%

SMH(ヴァンエックベクトル半導体ETF)

SMH(ヴァンエックベクトル半導体ETF)
米国市場に上場している半導体関連銘柄で構成。台湾積体電路製造14%、エヌビディア6.5%、ASMLホールディング5%がトップ3。

出来高資産総額経費率直近配当利回り
3,364,0343.901(十億USD)0.35%0.65%

VOX(バンガード・米国電気通信サービス・セクターETF)

VOX(バンガード・米国電気通信サービス・セクターETF)
米国の通信サービスセクター銘柄で構成。フェイスブック16%、アルファベット22%と割合多い。

出来高資産総額経費率直近配当利回り
126,0613.286(十億USD)0.10%0.73%

VGT(バンガード・米国情報技術セクターETF)

VGT(バンガード・米国情報技術セクターETF)
米国の情報技術セクター銘柄で構成。情報機器、ソフトウェア、インターネット分野に投資。アップル20.7%、マイクロソフト15.6%、ビザ3.3%がトップ3。トップ3の構成と相関係数でみるとXLKとほぼ同じなので、XLKの類似ETFといえそうですね。

出来高資産総額経費率直近配当利回り
539,73841.999(十億USD)0.10%0.77%

VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)

VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)
米国のヘルスケアセクター銘柄で構成。ジョンソン&ジョンソン7.5%、ユナイテッドヘルスグループ6.3%、ファイザー4.2%がトップ3。類似のETFにXLV(0.13%)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
310,10513.760(十億USD)0.10%1.52%

VDE(バンガード・米国エネルギー・セクターETF)

VDE(バンガード・米国エネルギー・セクターETF)
米国のエネルギーセクター銘柄で構成。シェブロン21%、エクソンモービル20%、コノコフィリップス4.4%と2社で40%程度あり。類似のETFにXLE(経費率0.13%)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
939,8683.683(十億USD)0.10%4.23%

VFH(バンガード・米国金融セクターETF)

VFH(バンガード・米国金融セクターETF)
米国の金融セクター銘柄で構成。銀行主体。JPモルガン9.5%、バークシャーハサウェイ8.5%、バンクオブアメリカ5.8%。類似のETFにXLF(経費率0.13%)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
939,8683.683(十億USD)0.10%4.23%

XLRE(不動産セレクト・セクター SPDR ファンド)

XLRE(不動産セレクト・セクター SPDR ファンド)
S&P500の不動産セクター銘柄で構成。REITで98%を占める。類似のETFにIYR(経費率)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
3,419,8712.196(十億USD)0.13%5.23%

VPU(バンガード・米国公益事業セクターETF)

VPU(バンガード・米国公益事業セクターETF)
米国の公益事業セクター銘柄で構成。電力が主軸。類似のETFにXLU(経費率0.13%)

出来高資産総額経費率直近配当利回り
200,4754.349(十億USD)0.10%3.89%

どのようにETFを選べばよいか?

基本的な選択のポイントは、【長期投資編】ETFを探す~①米国市場~でも挙げましたが①経費率と②分散(多様化)という点は変わりません。

セクター別のETFについてはここでも網羅できないほど様々な種類がありますので、興味がある場合には調べてみるべきです。
市場ではセクターローテーションも起きるので、ローテーションに合わせて構成割合の比率を変えてみても良いように思います。

私は、気になったセクターETFがあったら、そのETFについてYouTubeで検索しています。
だいたいETFについて解説している人が複数人いるので、何個か聞いてみて買う際の材料にしています。

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